> 設立趣旨[機構設立の目的・使命]

機構設立の目的・使命

当機構は、適正処理を願う医療機関とこれに応える優良処理業者の架け橋

として設立しました。

現在、医療機関では、国民皆保険制度のもと、医療の質の高度化を目指し国民の健康増進に日夜努めていらっ

しゃいます。

しかし一方、ディスポーザブル製品などの画期的な医療器具の普及は、医療機関にとって新たな局面を迎えるこ

ととなりました。

日常診療等を動脈系とするなら、静脈系としての医療系廃棄物の適正処理という新たな課題が生じてきました。

医療機関にとっては不得手な分野であり、委託である からと処理業者任せにすることから不法投棄などの大きな

被害を蒙ることになりかねません。

当機構はこのような事情に鑑み、適正処理を望む医療機関と優良処理業者にご参加いただき成り立つもので、当

機構はご参加頂いた医療機関に代わり、医療機関の立 場から優良な処理 業者を厳選し医療機関にご紹介するもの

です。

その仕組みは、当機構に参加される処理業者の方は、環境省の優良産業廃棄物処理業者認定を受けた、第三者評価

(東京都)など自治体版、あるいはこれに準ずる優良な処理業者の集まりで、これらの処理業者をご紹介します。

したがって、これが第一の要件となります。

これらの優良な処理業者は不法投棄防止策として、医療系廃棄物適正処理の証として、廃棄物について移動を追跡

するシステム(トレーサビリティシステム)を導入しております。これが処理業者の第二の要件となります。

当機構への参加される処理業者は、以上の二つの要件、これに準ずる基準を満たす、あるいは目指すことを希み

ます。

なお医療機関へもこれらの追跡システムの適用をお薦めします。このシステムの参加により費用負担なく廃棄物

保険の適用を受け、万が一の事故に対しても保証がされるので安心です。

一方、当機構の重要な役割は、個々の処理業者が追跡システムを導入、これらを個々に行うのではなく、第三者

として機構が医療機関に代わり、これら追跡システムの動きを「監視」いたします。

また当機構は、処理業者に対してこれらの推進と共に追跡システムの導入及び運用の支援・補助を行い、これら

をあまねく医療機関に普及し、当機構に参加された医療機関は適正処理が、ごく自然の流れとして実施されてい

く形が理想と考えております。

当機構はこれらの活動を可能とするために、医療廃棄物を安心して委託できる処理方法とその実践を目指し、

信頼できる処理業者を提供します。

これを通して、医療機関は排出事業者責任を全うし、医療活動に専念することを可能とし社会的貢献を高めてい

くことと思われます。

当機構は、このように医療機関の活動の助けになることが設立目的であり、使命と考えます。



理念

設立趣旨

廃棄物の安全・安心を徹底した適正処理を通して、進歩的かつ発展的な社会貢献を目指します。



行動指針

(1)排出事業者責任の遂行をサポートします。
 ・排出から処分までの作業の「見える化」を実現します。

安全・安心確保の基礎となる感染性廃棄物、特定有害産業廃棄物等の正確なWDS(廃棄物データシート)記載のサポートをし、これに基づく適正分別と適切な容器使用(梱包)を可能にします。
これを先進的なIT技術を利用したトレーサビリティーシステムや画像等の利用に繋げ、従来までできない確実な処理を実現します。

(2)廃棄物の減量化を推進します。
  ・廃棄物の3R (Reduce、Reuse、Recycle)