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医療廃棄物の検定問題 例題

医療廃棄物を中心に、廃棄物などの基本的問題を用意しました。以下の設問に該当する適切な回答を3つの回答の中から1つ選んでお答えください。

 (8問以上正解でA、7問正解でB、6問正解でC です。)

1.医療機関における感染性廃棄物の保管場所の表示の大きさは、次のどのようなものでしょうか?

① 大きさは、決められていない。

② 大きさは、病院は80×80cm以上、診療所は40×40cm以上と決められている。

③ 大きさは、60×60cm以上と決められている。

2.廃棄物の処理を規定する法律はどのようなものでしょうか?

① 基本的部分は、環境基本法で規定されている。その一部として、廃棄物の具体的な処理等が規定されている。

② 廃棄物の処理及び清掃に関する法律として規定されている。

③ 廃棄物の処理に関する法律として独立して規定されている。

3.医療機関における廃棄物の保管等には、管理者等を置く必要があるでしょうか?

① 責任者が決まっていれば、管理者は、特に必要としない。

② 感染性廃棄物には、特別管理産業廃棄物管理責任者を置かなければならない。

③ 感染性廃棄物には、感染性廃棄物管理者を、産業廃棄物には、産業廃棄物管理者を置かなければならない。なお兼務しても良い

4.3Rとは、次のどのようなものでしょうか?

① Reduce 減量 ゴミを減らすこと、Reuse リユース:ゴミにしないで再利用すること、Refuse リフューズ:ゴミを出さないことの3つをいう。

② Reuse リユース:ゴミにしないで再利用すること、Recycle リサイクル:ゴミにしないで再資源化すること、Refuse リフューズ:ゴミを出さないことの3つをいう。

③ Reduce 減量 ゴミを減らすこと、Reuse リユース:ゴミにしないで再利用すること、Recycle リサイクル:ゴミにしないで再資源化することの3つをいう。

5.感染性廃棄物とは、どのようなものをいうのでしょうか?

① 医療機関から排出される廃棄物は、全て感染性廃棄物と規定されている。

② 医療機関から排出されるかどうかではなく、診断や治療に関するものは、全て感染性廃棄物であると規定されている。

③ 医療機関から排出されるもので、人が感染し、又は感染するおそれのある病原体が含まれ、若しくは付着し、又はそれらのおそれのあるものである。と規定されている。

6.廃棄物は、法的には、大きく分けると次のどの分け方となっているでしょうか?

① 一般廃棄物、産業廃棄物、特別管理産業廃棄物に分けられる。

② 一般廃棄物、産業廃棄物に分けられる。

③ 一般廃棄物、産業廃棄物、感染性廃棄物に分けられる。

7.感染性廃棄物の中間処理業として、正しいのはどれでしょうか?

① 焼却処理以外は、認められていない。

② 焼却処理、乾熱滅菌処理、高周波滅菌処理、高圧蒸気滅菌処理などが認められている。

③ 焼却処理、乾熱滅菌処理、高周波滅菌処理、煮沸滅菌処理などが認められている。

8.医療機関からの感染性廃棄物の排出について、正しいのはどれでしょうか?

① 病院では、分別が義務付けられているが、診療所では、必ずしも分別はしなくても良い。

② 病院、診療所を問わず、医療機関からの感染性廃棄物は、分別しなければならない。

③ 医療機関から排出される感染性廃棄物は、注射針などの鋭利なものは、分別しなければならないが、その他のものは、混合して良い。

9.廃棄物についての管轄省庁はどこになっているでしょうか?

① 感染性廃棄物が含まれるので厚生労働省の管轄である。

② 全て、環境省の管轄である。

③ 各地域の事情で異なるため、都道府県および政令市に委譲されて行われている。

10.感染性廃棄物の生ずる事業場の特別管理産業廃棄物管理責任者の資格の要件で、正しいのはどれでしょうか?

① 医師でなければならない。

② 医師以外の人でもなれる。

③ 医師以外の人でなければならない。

会員の検定問題は、評価されますが、ここでの検定は、セルフアセスメントとなっております。